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インフルエンザ予防接種

急な高熱や全身に症状が現れるインフルエンザ。インフルエンザの予防接種は任意接種のため、受けるべきか迷われている保護者様も多いと思います。
本記事は、インフルエンザ予防接種についてご紹介します。

インフルエンザ予防接種とは

インフルエンザの予防接種は、インフルエンザウイルスへの感染を防ぎ、発症した場合の重症化を抑えるために行われます。ワクチンを接種することで、インフルエンザにかかりにくくなったり、かかったとしても症状が軽くなったり、合併症のリスクを減らす効果が期待できます。

インフルエンザウイルスの種類

インフルエンザウイルスは、A型、B型、C型、D型の4種類に分けられます。主にヒトに流行を起こすのは、A型とB型のウイルスです。A型はヒト以外にも、家禽(ニワトリ、アヒル、ウズラなど鳥類の家畜)、ウマ、ブタなど様々な動物に感染します。

A型・B型インフルエンザの流行には通常、季節性があり、国内では例年12月~3月に流行し、短期間で多くの人に感染が拡がります。例年の季節性インフルエンザの感染者数は国内で推定約1,000万人とされます。

インフルエンザと風邪の違い

通常の風邪は1年を通してみられますが、インフルエンザは季節性になり、国内では例年11~12月頃に流行が始まり、1~3月にピークを迎えます。

風邪の多くは、発症後の症状の経過が緩やかで、発熱も37~38度と軽度であり、くしゃみやのどの痛み、鼻水・鼻づまりなどの症状が主にみられます。

インフルエンザは、38度以上の高熱を伴って急激に発症し、全身倦怠感、食欲不振などの「全身症状」が強く現れます。関節痛、筋肉痛、頭痛も現れます。また、インフルエンザは、肺炎や脳炎などを合併して重症化することがあります。

インフルエンザ予防接種の効果

インフルエンザワクチンの効果は、主にインフルエンザの合併症の減少、重症化および死亡率の抑制です。

インフルエンザワクチンを接種しても、インフルエンザの罹患を完全に予防できるわけではありませんが、症状の軽症化や、合併症の抑制の効果が一定程度認められています。

生後6か月から3歳までの小児、喘息の体質がある方や熱性痙攣(けいれん)を起こしたことがある方、てんかんなどの痙攣を起こす基礎疾患などがある方は、積極的に予防接種を受けるようにしましょう。

インフルエンザ予防接種の接種目安

従来の注射で接種するインフルエンザワクチンの場合、厚生労働省は「生後6ヶ月〜12歳(13歳未満)の子どもは2回接種する」ことを推奨しています。13歳以上は基本的に1回接種になります。(引用:厚生労働省HP『インフルエンザ予防接種(季節性)』ページより

また、2025年度から、当院でも2〜18歳の子どもを対象に、鼻に噴霧する点鼻薬タイプの生ワクチン(フルミスト)も接種できるようになりました。こちらは生ワクチンで獲得できる免疫力が強いため、シーズン中に1回の接種で良いとされています。

インフルエンザは例年12月頃から流行がはじまり、1月末~3月上旬に流行のピークを迎えます。そのため従来の注射で接種するワクチンの場合、一般的には10月頃に1回目を接種し、2~4週間(できれば4週間)あけて11月中に2回目を接種するのが望ましいとされています。

点鼻薬タイプのワクチンについては1回の接種で約1年間効果が持続するため、接種が始まる10月頃に早めに接種するのがいいでしょう。

インフルエンザ予防接種ならスキップこどもクリニック

裾野市のスキップこどもクリニックでは、インフルエンザ予防接種を10月より接種を開始いたします。薬剤には限りがあり、早期割引制度もございますので、お早めのご予約をおすすめします。
ご家族の皆さんで接種しましょう。

インフルエンザ専用時間帯での接種、Web予約も可能です。是非ご相談ください。

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